新しいダイヤ
日曜日、息子を連れてAkasaka Red Theaterで千秋楽を迎えた『フラガール '23』を鑑賞してきた。小学生にも伝わるコミカルさがありながら、炭鉱閉山の絶望感、そこからフラダンスに希望を見出し、いわきにハワイを作りだそうとする女性たちの奮闘が、日本アカデミー賞の作品賞に輝いた映画同様、丁寧に描かれる。とにかくハンカチを手放せなかった。
羽原組『フラガール'23』
— 羽原組 (@TEAM_HABARA) 2023年10月15日
本日無事に千穐楽公演を終えることができました。
ご来場いただいた皆さま、応援いただいた皆さま、誠にありがとうございました!#フラガール23 pic.twitter.com/1yuKFkKhQ1
劇の終盤、黒いダイヤと呼ばれてきた石炭に代わり、これからはフラガールたちが「ヤマ」の新しいダイヤになる、というセリフが出てくる。それから60年弱。常磐ハワイアンセンターは名や姿を変えながら、見事にいわきを照らしてきた。そしていま、いわきに生まれつつある新しいダイヤ。過疎化に苦しむ浜通りが一山一家として生き抜くために、シンボルとしていわきFCにかかる期待は大きい。頑張れ福島、頑張れいわき!